入浴は身体の清潔を保つだけではなく、全身の血行を良くし精神的に安らぎを与える。 じょくそうや湿疹などの全身の皮膚の観察も出来るが利用者にとって身体的に負担がかかり、浴槽も滑りやすく危険を伴う事もあるので、入浴前後の観察を十分行います。
観察
- 1体温
平熱かどうかを確認
- 2脈拍
普段と変わりがないか
- 3呼吸
正常か、息苦しさはないか、咳をしてないか
- 4血圧
普段の値と違いはないか
- 5体調の変化
めまいや頭痛はないか
- 6皮膚など全身の確認
かゆみや赤み、痛みなどないか
- 7本人の訴え
本人や家族に変わりがないか確認する
入浴の手順・留意点
- 1浴室の準備をする
- 2浴室内、脱衣所の温度差がないようにする(22度~24度)
- 3入浴に必要な物品を準備する(タオル、着替え)
利用者ごとに準備の内容は異なるので、利用者、家族に聞く
- 4プライバシーが保たれるように配慮する
- 5利用者が身体に麻痺などがある場合(座位が保てない、リフトがない)は2人の介助者が必要である
- 6浴室は石鹸でより一層滑りやすいので、浴槽に移動する際は石鹸をよく洗い流してから移動する
- 7浴室から出たら水気をよく拭き取り湯冷めしないようにすばやく着替えを済ませる
- 8水分を補給
- 9休息
※入浴方法、手順は利用者によって異なるので、利用者、ご家族などに 確認を取り介助しましょう。
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