人間にとって食事は生命を維持するのに欠かせないものです。 同時に それぞれ培ってきた食習慣に従って、五感で味わい食事をすることや 楽しみや満足感を得ることによって気分転換や生活にリズムをつけることにつながります。
<食事介助における観察・留意点>
- 1食習慣・食事制限・食事に影響を及ぼす身体機能や障害の有無を把握
・食習慣 → 嗜好、食事回数、時刻、内容、量、所要時間
・食事制限 → 医師からの食事制限の有無(減塩、カロリー制限など)
・身体機能 → 麻痺や障害の程度、歯の欠損、嚥下反射の低下、咀嚼能力
・体調の確認 → その日の体調などを確認する - 2食事動作の自立度を把握
・座位を保てる
・介助なしで出来る
・補助具の利用や少しの介助があれば出来る(半介助)
・大部分介助が必要である(全介助) - 3食事介助の方法
・ゆっくり落ち着いて食事が出来る環境を整える
・嚥下しやすいように姿勢を整える(誤嚥に注意する)
※以上の点に留意しながら、利用者によって食事の取り方も様々なので、 個々のニーズに合わせて介助することが大切です。
利用者の中には医療的な面から、訪問看護など医療機関に水分の摂取量や食事内容などを報告する利用者もいるので把握しておきましょう。
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